「気づくと呼吸が浅くなっている」
「深呼吸をしても、胸いっぱいに息が入らない」
「肩や首にいつも力が入っている」
そんな感覚はありませんか?
呼吸は、普段あまり意識することのない身体の働きです。
けれども、姿勢や身体の緊張、胸まわりの動きによって、呼吸のしやすさが変わることがあります。
今回は、呼吸が浅いと感じる方に見られる身体の特徴と、呼吸を心地よく整えるためのポイントをご紹介します。
呼吸が浅い人に見られる5つの身体の特徴
呼吸が浅いと感じる方には、次のような身体の特徴が見られることがあります。
① 肩や首に力が入りやすい
呼吸をするとき、肩が持ち上がったり、首まわりの筋肉に力が入ったりしていませんか?
呼吸には横隔膜をはじめ、さまざまな筋肉が関わっています。
胸まわりが動きにくい場合、首や肩の筋肉を使って呼吸を補おうとすることがあります。
肩こりがあるから必ず呼吸が浅いというわけではありませんが、身体の緊張と呼吸の仕方は一緒に観察したいポイントです。
② 胸まわりが動きにくい
呼吸をするとき、肋骨は上下や左右、前後に動きます。
ところが、胸郭と呼ばれる胸まわりの動きが小さいと、息を吸ったときに十分な広がりを感じにくいことがあります。
特に、長時間同じ姿勢で過ごすことが多い方は、胸まわりの動きにも目を向けてみましょう。
③ 背中が丸くなりやすい
デスクワークやスマートフォンを見る時間が長くなると、背中が丸まった姿勢になりやすくなります。
背骨や胸郭の位置が変わると、呼吸に伴う肋骨の動きにも影響することがあります。
ただし、背中が丸いことだけで呼吸の状態が決まるわけではありません。
大切なのは、背筋を無理に伸ばすことではなく、背骨や胸まわりがしなやかに動けることです。
④ 反り腰でお腹に力が入りやすい
呼吸と関係するのは、猫背だけではありません。
腰を強く反らせたり、肋骨を前に突き出したりする姿勢では、胸郭と骨盤の位置関係が変わります。
その結果、呼吸の際にお腹や胸まわりを動かしにくく感じる方もいます。
美しい姿勢は、胸を張り続けることではありません。
身体に余計な力を入れず、自然に呼吸ができる姿勢を見つけることも大切です。
⑤ 無意識に息を止めている
集中して仕事をしているときや、身体に力を入れるとき、知らないうちに息を止めていませんか?
日常の中で呼吸が小さくなったり、息を止めたりすることは誰にでもあります。
まずは、自分がどのような場面で呼吸を止めやすいのか、気づくことから始めてみましょう。
なぜ姿勢によって呼吸のしやすさが変わるの?
呼吸で重要な役割を担う筋肉の一つが、横隔膜です。
横隔膜が収縮して下がると、胸の中の空間が広がり、空気が肺に入ります。
このとき、肋骨や胸郭も動いています。
そのため、呼吸は肺だけでなく、背骨や肋骨、横隔膜、腹部の筋肉など、身体全体の働きと関係しています。
姿勢を整えるときも、見た目だけでなく、こうした身体の動きに目を向けることが大切です。
自分の呼吸を確認してみましょう
今の呼吸の状態を、簡単に観察してみましょう。
- 椅子に楽に座り、足の裏を床につけます。
- 片手を胸に、もう片方の手を下部の肋骨あたりに添えます。
- 呼吸を無理に変えず、自然に数回繰り返します。
- 息を吸うとき、胸や肋骨がどのように動いているか感じてみましょう。
肩が持ち上がっていないか。
肋骨が左右に広がる感覚はあるか。
お腹や首に余計な力が入っていないか。
正しい・間違っていると判断する必要はありません。
まずは、今の自分の身体を知ること。
それが身体を整える第一歩になります。
呼吸を楽にするために意識したいこと
呼吸が浅いと感じると、つい大きく息を吸おうとしてしまいがちです。
けれども、無理に深呼吸を繰り返す必要はありません。
まずは、肩や首の力を少し緩め、自然な呼吸を感じてみましょう。
息を吐くときも、強くお腹をへこませようとせず、楽に吐ける範囲で十分です。
呼吸を整えることは、頑張って大きく吸うことだけではありません。
自分の身体がどこで緊張しているのか、どこが動きにくいのかに気づくことも大切です。
※息苦しさが続く、突然呼吸が苦しくなる、胸の痛みなどがある場合は、姿勢の問題と決めつけず、医療機関で相談してください。
呼吸と骨盤底筋にも関係があります
呼吸に関わる横隔膜と、骨盤の底で身体を支える骨盤底筋は、呼吸や腹圧の変化に合わせて協調して働いています。
そのため、骨盤底筋のケアでは、筋肉を鍛えることだけでなく、呼吸や身体の使い方にも目を向けることが大切です。
ただし、尿もれにはさまざまな原因があり、呼吸を整えるだけで改善するとは限りません。
40代・50代からの身体のケアでは、一つの筋肉だけでなく、身体全体のつながりを見ていくことが大切だと考えています。
crescentが呼吸と姿勢を一緒に整える理由
愛知県豊田市の女性専用パーソナルスタジオcrescentでは、姿勢だけでなく、呼吸や背骨、胸郭の動きにも目を向けています。
例えば、背筋を伸ばそうとすると腰が反ってしまう方。
胸を開こうとすると、肩や首に力が入ってしまう方。
同じように見える姿勢のお悩みでも、身体の使い方は一人ひとり異なります。
だからこそ、無理に正しい姿勢をつくるのではなく、今の身体の状態を知り、その方に合った方法で整えていきます。
身体が動きやすくなること。
自然に呼吸ができること。
そして、頑張らなくても心地よく立てること。
そんな小さな変化を積み重ねることが、年齢を重ねても美しい佇まいにつながっていくと考えています。
まとめ|まずは自分の身体に気づくことから
呼吸が浅いと感じる背景には、姿勢や身体の緊張、生活習慣など、さまざまな要因が関係することがあります。
大切なのは、無理に呼吸を変えようとすることではなく、今の自分の身体に目を向けること。
呼吸も姿勢も、日々の小さな積み重ねから整えていきましょう。
crescentでは、整体とマシンピラティスを組み合わせ、一人ひとりの身体の状態に合わせたパーソナルレッスンを行っています。
姿勢や呼吸、身体の使い方が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

